
バレーボール選手の年収って、実際どれくらいなのか気になりますよね?
サッカーや野球ほど話題にはならないものの、実は会社員選手とプロ選手、そして海外組とでは年収に大きな違いがあります。
この記事では、バレーボール選手の年収事情を網羅的に解説。
企業別・選手別の推定年収、海外トップ選手との比較、監督や引退後のキャリアまで、あらゆる角度から年収のリアルに迫ります。
プロ化が進むこれからの時代、「稼げる選手」になるために必要なものとは?
5分で読める年収完全ガイド、今すぐチェックしてみましょう。
バレーボール選手の年収はどれくらい?【全体像を解説】
この章では、バレーボール選手全体の年収の仕組みや平均レンジ、さらに「なぜ公式に公表されないのか?」という疑問にも答えていきます。
まずはざっくりとした全体像を掴むことで、各章の詳細情報がより理解しやすくなりますよ。
バレーボール選手の年収が公表されない理由とは?
実は、2024年現在、日本のバレーボールには正式な「プロリーグ」が存在していません。
そのため、選手個人の年収が明示的に公開されることはほとんどないのです。
たとえば、プロ野球やJリーグでは、選手がフリー契約でチームと直接契約を結ぶため年俸がメディアを通じて報じられますよね。
ところが、バレーボールではほとんどの選手が企業の社員として所属しており、給与体系はその企業の給料規則に則る形になります。
この構造のため、選手の給与は「会社員としての給料+活動手当」がベースとなり、個別の数字が表に出づらいという事情があるのです。
会社員選手とプロ選手の違い
バレーボール選手には大きく分けて2種類の契約形態があります。
1つは「社員選手」と呼ばれる形で、企業に雇用され、勤務しながらプレーするスタイル。
もう1つは「プロ契約選手」で、企業やクラブチームと直接契約して報酬を得る形です。
比較してみると、両者の違いは以下の通りです。
| 項目 | 社員選手 | プロ選手 |
|---|---|---|
| 契約先 | 一般企業 | チームやクラブ |
| 主な収入源 | 企業の給与 | 契約報酬・スポンサー・メディア収入 |
| 安定性 | 高い | 成果に依存 |
| 解雇リスク | 低い | 高い(契約次第) |
社員選手は、会社の業務も行いつつバレーに打ち込む「二刀流」スタイル。
一方、プロ選手はバレーボール一本に集中できる反面、成績次第では契約を打ち切られるリスクもあります。
2024年の平均年収レンジと最新動向
さまざまな調査や企業報告書を元にすると、2024年時点でのバレーボール選手の平均年収は約650万円〜1,000万円と推定されています。
これは、チームやポジション、さらにはスポンサーの有無によっても大きく異なります。
たとえば、会社員選手の年収は400万円〜600万円程度で推移。
対して、プロ契約選手では1,000万円〜3,000万円以上の報酬を得ているケースもあります。
特にスポンサー契約やメディア出演を含めると、トップクラスの選手は年収5,000万円〜6,500万円にも達するようです。
そして近年注目されているのが、2024〜2025年シーズンからのプロリーグ構想(SVリーグ)です。
これにより、今後はプロ契約選手の割合が増加し、年収体系もより明確かつ高額になっていく可能性があります。
つまり、これからの時代は「会社員選手」から「プロ選手」への移行が加速し、年収における格差も広がっていくと予想されるんですね。
次の章では、より具体的なデータとして、男子選手のチーム別・個人別の年収情報を見ていきましょう。
男子バレーボール選手の年収【チーム別・選手別】
この章では、男子Vリーグのトップチームが支払う選手の年収目安や、実際に活躍している選手たちの推定年収をランキング形式で紹介していきます。
「結局どのチームが年収高いの?」「誰が一番稼いでるの?」という疑問にバッチリお答えします。
Vリーグ上位チームの平均年収
男子Vリーグの主要チームは、多くが大手企業のスポーツ支援によって運営されています。
選手たちはその企業の社員という形で給与を受け取っているため、チームの親会社の平均年収=選手の年収水準の目安になります。
以下は、2024年1月時点の有価証券報告書を基に推定した、Vリーグ主要チームの年収情報です。
| チーム名 | 親会社 | 推定平均年収 |
|---|---|---|
| サントリーサンバーズ | サントリー | 1,140万円 |
| パナソニックパンサーズ | パナソニック | 908万円 |
| JTサンダーズ広島 | 日本たばこ産業(JT) | 897万円 |
| 東レアローズ | 東レ | 734万円 |
| ジェイテクトSTINGS | ジェイテクト | 707万円 |
| ウルフドッグス名古屋 | トヨタ自動織機 | 659万円 |
このように、男子Vリーグの平均年収は約841万円と推定されます。
もちろん、実際には選手ごとの年齢・役職・成果・メディア出演などで変動します。
ですが、チームの親会社の給与水準を見れば、おおよその傾向をつかむことができますね。
男子トップ選手の年収ランキングTOP5
では、実際にVリーグや海外で活躍している日本人男子選手のうち、「誰がどのくらい稼いでいるのか?」をランキング形式で見てみましょう。
| 順位 | 選手名 | 推定年収 | 主な収入源 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 高橋藍 | 約6,500万円 | 年俸+スポンサー契約(コーセー) |
| 2位 | 石川祐希 | 約6,000万円 | イタリアリーグ年俸+スポンサー |
| 3位 | 西田有志 | 約5,000万円 | パナソニック年俸+YouTube+スポンサー |
| 4位 | 小野寺太志 | 約2,500万円 | サントリー契約+CM出演 |
| 5位 | 柳田将洋 | 約1,300万円 | TOKYO GREATBEARS契約 |
このランキングを見ると、やはり海外で活躍する選手やスポンサー契約を持つ選手が圧倒的に年収が高いことが分かります。
特に高橋藍選手は、国内チームとの契約に加えて化粧品メーカー「コーセー」とのスポンサー契約により、年収を大きく伸ばしています。
「いかにバレーボール以外の収入源を持てるか」が、今後の選手にとって重要なポイントになっていきそうですね。
次章では、女子バレーボール選手の年収にフォーカスし、同じようにチーム別・企業別に見ていきましょう。
女子バレーボール選手の年収は?【企業別に紹介】
男子と並んで注目される女子バレーボール選手の年収。
この章では、女子Vリーグを支える企業チームの平均年収や、女子選手ならではの収入の特徴について掘り下げていきます。
女子Vリーグ上位チームの平均年収
女子バレーボール選手も、基本的には企業チームに所属し、社員として給与を受け取るケースが一般的です。
そのため、親会社の平均年収が、選手たちの年収水準の目安になります。
| チーム名 | 親会社 | 推定平均年収 |
|---|---|---|
| JTマーヴェラス | 日本たばこ産業(JT) | 903万円 |
| トヨタ車体クインシーズ | トヨタ車体 | 895万円 |
| NECレッドロケッツ | NEC | 842万円 |
| デンソーエアリービーズ | デンソー | 811万円 |
| 東レアローズ | 東レ | 734万円 |
| 久光スプリングス | 久光製薬 | 692万円 |
これらを平均すると、女子バレーボール選手の平均年収は約812万円と推定されます。
男子と比べて少し低めではあるものの、大きな差はない点が特徴です。
また、近年ではチームによってはプロ契約やスポンサー収入が増えている選手もおり、年収構造も多様化しています。
女子選手の収入構造とキャリア事情
女子バレーボール選手は、男子と同様に「社員選手」として活動するケースが多い一方、プロ化の動きも徐々に進んでいます。
また、女子選手ならではの特徴としてメディア出演やCM契約のチャンスも比較的多い点が挙げられます。
たとえば、全日本代表として注目された選手がテレビ番組に出演したり、スポーツ用品や美容系ブランドのアンバサダーを務めることも珍しくありません。
また、引退後にコーチや解説者、スポーツインストラクターとして活動する道もあり、長期的なキャリア設計がしやすい傾向もあります。
興味深いのは、女子選手の中には結婚や出産を機にセカンドキャリアへ移行するケースも多いという点です。
そのため、選手時代にしっかりと実績と信頼を積み上げておくことが、その後の年収やキャリアにも直結すると言えるでしょう。
女子選手の収入は「チームの年収+本人のブランド力」で決まるとも言えます。
次の章では、国内から飛び出して世界で戦う選手たち、つまり「海外バレーボール選手」の年収事情を見ていきましょう。
海外バレーボール選手の年収【世界トップとの比較】
ここでは、日本を飛び出して活躍する海外バレーボール選手たちの年収を紹介します。
「海外に行けばどれくらい稼げるの?」「世界トップ選手と日本の差は?」といった疑問にお答えします。
海外男子選手の年収ランキング
海外の男子バレーボール選手は、世界的に人気のあるリーグで活躍している選手ほど、非常に高い報酬を得ています。
以下は、WorldOfVolleyが発表した海外男子選手の年収ランキング(2016年時点)です。
| 順位 | 選手名 | 年収(推定) | 国籍 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ブルーノ・レゼンデ | 約6,490万円 | ブラジル |
| 2位 | マシュー・アンダーソン | 約5,900万円 | アメリカ |
| 3位 | ウィルフレド・レオン | 約5,900万円 | ポーランド |
| 4位 | サイード・マルーフ | 約5,900万円 | イラン |
| 5位 | トーマス・エドガー | 約5,310万円 | オーストラリア |
このように、世界トップクラスの男子選手の年収は5,000万〜7,000万円が相場とされています。
ただし、これは税引き後の金額であるため、実際の契約金はもっと高額である可能性があります。
また、ヨーロッパのセリエA(イタリア)やロシアリーグなどは特に年俸水準が高いと言われています。
「本気で稼ぎたいなら、海外の一流リーグに挑戦すること」が一つの選択肢と言えそうですね。
海外女子選手の年収は男子より高い?
実は、女子バレーボール選手の方が、男子よりも高額な年収を得ているケースもあります。
特に、アジア圏や欧州リーグで人気と実力を兼ね備えた選手は、1億円を超える年収を記録することもあります。
| 順位 | 選手名 | 年収(推定) | 国籍 |
|---|---|---|---|
| 1位 | キム・ヨンギョン | 約1.4億円 | 韓国 |
| 2位 | シュ・テイ | 約1.3億円 | 中国 |
| 3位 | タチアナ・コシェレバ | 約1.2億円 | ロシア |
| 4位 | ジョーダン・ラーソン | 約1.2億円 | アメリカ |
男子よりも女子の方が人気が高く、観客動員数やスポンサー契約の数も多いリーグが存在するため、このような「女子選手の方が年収が高い現象」が起きているわけですね。
日本人選手が海外に挑戦するメリット
現在、日本人でも海外で活躍している選手は少なくありません。
代表的な例が石川祐希選手や高橋藍選手で、彼らはイタリアリーグ「セリエA」で実績を積んでいます。
海外リーグでプレーするメリットは以下の通りです。
- 年収が高くなる(契約金+ボーナス)
- スポンサー契約が増えやすい
- 世界のトップ選手との実戦経験
- メディア露出が拡大
もちろん、言葉や文化の壁、生活環境など大変な面もありますが、それを超える価値があるからこそ、海外挑戦を選ぶ選手が増えているのです。
バレーボールで高年収を目指すなら、「世界に出ること」がキーワードになる時代が来ていると言えるでしょう。
次の章では、バレーボール選手以外にも関わる「監督」や「引退後のキャリア」について解説していきます。
監督や引退後の収入は?【キャリアと収入の選択肢】
バレーボール選手の現役生活は、当然いつか終わりを迎えます。
では、引退後や監督になった場合、どれくらいの収入が見込めるのでしょうか?
この章では、選手以外のキャリアパスとその収入のリアルに迫っていきます。
バレーボール監督の推定年収
バレーボールの監督職は、選手以上に重い責任を背負う立場です。
チームの成績はもちろん、戦術、育成、メディア対応など、幅広いスキルが求められます。
では、その年収はどれくらいなのでしょうか?
実際のところ、公的なデータは少ないものの、関係者の証言や報道によれば以下のように推測されています。
| 役職 | 推定年収レンジ | 備考 |
|---|---|---|
| Vリーグチーム監督 | 800万円〜1,200万円 | 企業からの給与+監督手当 |
| 日本代表監督 | 1,000万円〜1,500万円 | 契約制/協会からの報酬 |
| ジュニア・ユースチーム監督 | 400万円〜700万円 | 教育機関やクラブチームが主な所属 |
たとえば、女子日本代表の中田久美さんは、かつてイタリアでのコーチ経験も持ち、推定年収は1,000万円超とされています。
ただし、これは実績や知名度に大きく左右される世界であることは言うまでもありません。
引退後のキャリアと年収例
バレーボール選手の引退後のキャリアは多岐にわたります。
選手時代の知識と経験を活かして、さまざまな分野で活躍している元選手が多数存在します。
| 職業 | 特徴 | 年収目安 |
|---|---|---|
| コーチ・アシスタント | プロやジュニアチームの指導役 | 400万〜700万円 |
| 解説者 | TV・配信などのスポーツ中継 | 1本3万円〜10万円(年収数百万) |
| 教員 | 体育教師・顧問として活動 | 400万〜800万円 |
| パーソナルトレーナー | 一般層・選手への体づくり指導 | 300万〜600万円 |
たとえば、元日本代表の宇佐美大輔さんは、引退後に教員免許を活かして秋田県で高校教師として働いています。
また、大林素子さんや川合俊一さんのように、メディア解説者やタレントとして活動する道もあります。
このように、バレーボール選手のキャリアは「引退後が本番」とも言えるほど、多様な選択肢があります。
早い段階からセカンドキャリアを見据えた準備をしておくことが、収入の安定にもつながってくるんですね。
次の章では、そもそも「どうやってバレーボール選手になるのか?」という入り口にフォーカスして解説していきます。
バレーボール選手になるには?【収入までの道のり】
「バレーボール選手ってどうやってなるの?」という疑問をお持ちの方に向けて、今回はその道のりを詳しく紹介していきます。
高校・大学の進路からトライアウト、そして実際の生活スタイルまで、リアルなルートと日常をお届けします。
高校・大学からのステップアップ
バレーボール選手を目指す最も一般的な道は、やはり学生時代の実績です。
特に高校時代に春高バレーやインターハイで注目され、大学でも活躍すれば、企業チームからスカウトされる可能性が高まります。
実際、Vリーグで活躍している多くの選手が、高校・大学で全国レベルの実績を持っています。
ただし、すべての選手がエリートコースを進むわけではありません。
選手によっては、大学から競技を始めたり、社会人チームで頭角を現すケースもあります。
とはいえ、「目立つ大会で実績を残す」ことがプロへの近道であるのは間違いありません。
トライアウトや企業就職ルートの実情
もうひとつのルートがトライアウトです。
特にVリーグ下位チームや、選手育成を重視するチームでは、毎年一般公募の形で選手を募集しています。
| チーム名 | 募集形式 | 試験内容(例) |
|---|---|---|
| フォレストリーヴズ熊本 | トライアウト制 | 書類審査・体力測定・スキルテスト・面接 |
| ヴィクトリーナ姫路 | トライアウト制 | スキルテスト・個別評価 |
このようなトライアウトは狭き門ですが、プロを目指す一つの選択肢としては貴重です。
また、Vリーグの多くは企業チームなので、企業に社員として就職し、バレー部に所属するケースも多いです。
この場合、採用試験に受かれば「一般社員+選手」という立場で活動できます。
1日のスケジュールとリアルな生活
ここでは、会社員選手のリアルな1日をご紹介します。
実は「バレー漬けの毎日」と思いきや、意外と会社員としての業務も多いのが実情です。
| 時間 | スケジュール |
|---|---|
| 6:30 | 起床 |
| 7:30 | 出勤 |
| 8:00 | 朝練習(約1時間) |
| 9:30 | 社業(事務・営業など) |
| 12:30 | 昼食・休憩 |
| 13:30 | 午後練習(チーム練習) |
| 17:00 | 自主トレーニング |
| 19:00 | 帰宅・夕食 |
| 23:00 | 就寝 |
会社によっては通常業務を軽く調整してくれることもありますが、基本は「二刀流」です。
一方で、試合シーズン中はバレーに専念するスタイルに切り替わるケースもあり、柔軟性は高いとも言えます。
バレーボール選手になるには、実力だけでなく「就職力」や「人間力」も重要というのが、Vリーグならではの特徴かもしれません。
次の章では、これまでの内容を総まとめしつつ、「バレーボール選手の年収の未来」について考察していきます。
まとめ|バレーボール選手の年収とこれからの可能性
ここまで、バレーボール選手の年収について、国内外のデータをもとに多角的に解説してきました。
この最終章では、これまでの内容をコンパクトに整理しつつ、「今後どう変わっていくのか?」という未来の可能性にもフォーカスします。
日本と世界の格差
まず改めて、国内外の年収水準を比較してみましょう。
| 分類 | 平均年収(推定) | 備考 |
|---|---|---|
| 日本・社員選手 | 約480万円 | 企業所属の一般社員扱い |
| 日本・プロ選手 | 約1,000万円 | 実力・人気・スポンサーに左右 |
| 海外・男子トップ | 約6,000万円 | セリエAなど欧州リーグ |
| 海外・女子トップ | 約1億円超 | 人気・実力が爆発的に反映 |
このように、世界トップ層と比べて、日本の選手は数倍の年収差があることが分かります。
ただし、それは「競技の人気」と「スポンサー規模」の違いが大きく影響しているとも言えるでしょう。
年収アップのカギはプロ化とスポンサー収入
今後、バレーボール選手の年収を押し上げる大きな転換点は「SVリーグによるプロ化」です。
2024〜2025年シーズンからの正式プロ化によって、以下のような変化が期待されます。
- 選手の契約金が明確化(市場価値が反映)
- スポンサー契約・メディア露出の増加
- チケット販売・グッズ収益によるインセンティブ
実際、プロ化が進んでいるサッカーやバスケのように、選手の収入は「プレー+発信力+ブランド力」で決まる時代がやってきています。
特にYouTubeやSNSを活用している選手は、スポンサーとのマッチングも活発です。
今後、バレーボール界でもこの流れが加速すれば、年収1億円プレーヤーの誕生も現実になるでしょう。
選手個人の実力だけでなく、「何を発信するか」「どう魅せるか」が、これからの年収の大きな分岐点になる時代が近づいています。